地区内活動報告

2017年度米山記念奨学生選考試験報告

地区選考小委員長 谷野一彦

1月15日9:00時より17:00時 ガバナー事務所(筆記試験)、アゴーラリージェンシーホテル(面接)に於いて選考試験を実施しました。

2017年度16名採用(内継続2名)に対し28名の応募でありました。

事前書類審査と共に、面接では米山奨学事業の使命に沿った選考基準を基に辻米山理事、福井ガバナー、近森地区米山委員長、木村寄付増進小委員長、山本学友小委員長、松山委員、溝西委員が担当しました。

当日筆記試験には木畑委員、中委員が担当しました。

試験終了後、参加全委員による合否判定会議を開き14名の合格者を決定しました。

米山記念奨学生の選考については、2013年公益財団法人への移行にともない、より一層の公平性、透明性が求められるようになり、

全国統一の選考方法(一部地区裁量含む可)を採用しています。

応募には全国統一の大学推薦制度を採っております。

大学推薦制度とは、地区選考委員会で指定校を決め、各大学の留学生の人数、国籍バランス、地区裁量要件等を勘案し、有資格者の推薦枠を決定し、その枠人数で学内選抜による推薦をしてもらう制度であります。

奨学会には指定校を通じ募集内容をオープンにする事が義務付けられ、有資格者は学内成績表、小論文、教授推薦状の書類を提出しての応募となります。

学生達は学内選考とロータリーの選考との2段階のハードルを越え米山奨学生となれるのです。

今回の選考に於いても、さすがに厳しい学内選抜を超えてきた優秀な学生ばかりで、優劣のつけ難い僅差の合否判定でありました。

また、現役奨学生4名もお手伝いとして誘導案内役を担ってくれ学生達を励ましている姿に心が温まりました。

緊張の面持ちの中でも真摯な態度で試験に臨む学生たちを見ていると全員合格とさせてあげたい気持ちでありますが、米山委員の最も辛い一日として、公平、公正な判定をさせて頂きました。

合格した学生には惜しくも合格に至らなかった人達の分まで頑張ってもらいたいと願います。

奨学生となってからは、他の文化を受け入れ、自己を確立し、日本の心を理解し、将来母国と日本の架け橋となって世界で活躍する素晴らしい人となってくれることを期待します。