地区内活動報告

インターアクトクラブ海外研修報告

インターアクト委員長
木本圭二

訪問国:タイ王国(バンコク、ロッブリー)
【参加者:学生37名、顧問教師9名、ロータリー関係他6名 合計52名】

12月25日からタイ王国、ロッブリーに向かい26日、27日の二日間ホームステイを体験しました。25日の深夜便の機内では十分な睡眠が取れないままバンコクに到着しロッブリーのピブン・ウィタラヤーイ高校までバスで3時間半、朝食をいただいた後、一日遅れのクリスマス会を開催して頂きました。昼食後、ホームステイ先が全員決まり各家庭へと移動し、一日目は無事終了です。
インターアクトクラブがロッブリーを訪問するのは9年ぶりのことで、私は初めての地でしたが、タイのロータリアンは前回訪問の事をよく覚えておられました。

出発前の飛行機の中

出発前の飛行機の中

ピブン・ウィタラヤーイ高校

ピブン・ウィタラヤーイ高校

ホームステイ二日目はエイズ療養所を訪問し、エントランスにはエイズ感染し亡くなった方の遺体が数体、ミイラとして保存されているのには驚きました。この日の午後はロッブリーのある多くの遺跡を見学し、夜にはJapan Dayを開催。現地のインターアクターと
歌やダンスを踊り交流を深めました。

エイズ療養所 病棟見学

エイズ療養所 病棟見学

Japan Day インターアクト交流会

Japan Day インターアクト交流会

28日の朝は各ホームステイ先にお礼を言って別れを惜しみロッブリーを後にしました。途中、アユタヤ遺跡などに寄りバンコク市内へと向かいます。最終日の宿泊はバンコク中心部のちょっと贅沢なホテルで生徒達は連日の過密なスケジュールの疲れがとれたようです。
最終日の29日、この日はバンコク最大のスラムであるクロントイスラムを訪問です。クロントイスラムはタイに2000カ所以上あるスラムの一つで、多くの日雇い労働者が定住し中には麻薬中毒者もいます。また、出生届けの無い子供達も多く学校に行くことができません。
今回、このクロントイスラムにある8カ所の幼稚園のうち2カ所の幼稚園を2班に分かれて訪問しゲーム、折り紙、お絵かき、ダンスなどをして交流しました。その後はスラムの中の巾1ⅿほどの通路を1キロほど歩き、生活の様子を見学した後、シーカ・アジア財団というスラムの生活環境を改善するボランティア団体の事務所を訪れ、スラムの現状を勉強しました。スラム街にはバンコク市民の2割の人が暮らします。観光で来ただけでは見えないタイ社会の現状をインターアクトの学生はどのように感じたのでしょうか?

2月19日(日)に清風南海中学・高校において報告会がありますので、多くのロータリアンのメンバーにお越し頂き、各学校の成果報告を聞いていただければと思います。