ボランティアコンサート

堺東ロータリークラブ
5月18日風薫る気持ちのよい晴天の中、堺東ロータリークラブ主催、障害者支援施設である陵東館長曽根の後援による、生まれつき全盲のミュージシャン川上勝志さん(愛称:かっちゃん)ボランティアコンサートが、陵東館長曽根にて開催されました。
このボランティアコンサートは、2000年から始まり、毎年継続して行われてきた堺東ロータリークラブの恒例行事です。しかし、新型コロナウイルスの影響により、2019年を最後に中断を余儀なくされ、今年は実に6年ぶりの開催となりました。
久しぶりの再開にふさわしく、かっちゃんは「みんなに会えて本当にうれしいよ!会えなかった間、ずっとさみしかったよ!」と、繰り返し心からの言葉を届けてくださいました。

かっちゃんが演奏されたのは、長渕剛の「トンボ」や「STAY DREAM」など、前向きで力を感じさせる楽曲ばかり。ギターの音色とかっちゃんのハーモニカとともに響くその歌声は、聴く人の心をまっすぐに打ち、入所者の皆さまも、自然と手拍子をされたり、身体を揺らしてリズムに乗ったりと、音楽の楽しさに心をゆだねておられるご様子がとても印象的でした。演奏を聴くだけでなく、「一緒に楽しむ」空間がそこにはありました。
かっちゃんの自らのハンディキャップを感じさせない力強い歌声は、聞いている私たちへの応援歌のようでした。
また、かっちゃんの奥さま、栗木様ご夫妻、シンガーソングライターの小林かずゆきさんも参加し、「翼をください」の合唱では、出演者と入所者・施設スタッフのみんなが声を合わせ、会場が一体となり、笑顔と感動が広がるフィナーレとなりました。
このボランティアコンサートは、堺東ロータリークラブが地域福祉支援のための社会奉仕活動として開催されたものです。6年ぶりの再開となった本年度の実施を通じて、あらためて地域社会への貢献と人のつながりの大切さを実感する機会となりました。
これからも堺東ロータリークラブは、地域とともに歩み、笑顔と希望を届ける奉仕の精神を実現していけるようみんなで協力しあっていきたいと思います。
