9月は新世代月間です

 

 会長、幹事ならびにロータリアンの皆様、お元気にてロータリーの奉仕活動を続けておられることと思います。

 9月を迎え秋を感ずる頃でありますが、残暑厳しいなか、どうか皆様には健康に留意され、積極的な行動に励んでください。

 私は、去る7月13日から公式訪問を始めており、この月信が皆様の手許に届けられる頃には、約半数近いクラブの公式訪問を終えていると存じます。皆様と共に21世紀のロータリーを語り合うことを楽しみにしております。

 さて、9月は新世代のための月間です。1996−97年度から「青少年活動月間」が「新世代のための月間(New Generation Month)と称することになりました。

 国際ロータリーは、未来を担う新世代の人達に大きな夢と希望と期待を持っています。未来を築くのは若い人達によってのみ可能です。ロータリーの将来も、この人達の努力と活動によって作られていくからです。

 現代の社会は、20世紀のすばらしい科学技術の進歩に伴い生活習慣が大きく変わり、人々の心のふれ会いが稀薄となり、地域社会への関心も薄れているのが現状であり、そのため日々大きな障害が起こっております。

 このような時こそ、若者達の人生にじかに手を触れ、ささやかながらも力強い人間味あふれる親切心でもって若者たちの人生を豊かにすることに進んで行動をしなければならないと思います。

 かって、ポールハリスは、青少年グループへのメッセージとして「少年時代に再び戻ることができるとしたら、そして物事を自分の気に入るように形づくることができるとしたら、私がする最初のことは、私自身と周囲の大人との理解を深めることです。誰もが他の誰かを理解したとしたら、人々のあいだのトラブルはほとんどなくなるでしょう。少年たちを本当に援助するためには、できる限り少年の目をもつようにすべきです」と話しています。

 若者達は決して希望を失っていません。自分達の輝かしい未来を信じています。若い人達と語り合い、手をさし伸べ共に苦労しながら希望をかなえられるよう行動することが私達のつとめです。

 新世代の人達がより良き精神と自信をもって、人々のために尽くす事のできる、実りある人生を送れるよう、各ロータリアンは、青少年の模範となるべきだと思います。そのためにロータリーは、新世代のためのセミナーの開催やインターアクト・ローターアクト並びに青少年交換やRYLA等の素晴らしいプログラムを新世代のために積極的に推進することが大切であると思います。

 新世代を語らずして未来を語ることはできません。若者達こそが21世紀の未来を担うのです。21世紀のロータリーは、若者達の潜在能力を存分に発揮できるよう手を差し伸べる必要があるでしょう。

 

国際ロータリー第2640地区

   200020001年度 ガバナー

 水田 博史