「21世紀における私たちの使命」

「進んで行動を:いま新しい仲間を」

「世界の子供たちはロータリーの未来」

「障害者に仕事を」
意識を喚起し―進んで行動を への職業奉仕による新たな機会

「ロータリー財団を通じて
意識を喚起し―進んで行動を」

「真心のこもった 贈り物で祝福しよう」

「ポリオ・プラス:終えんまで闘いを」

「平和の進路」

「今日あなたはロータリーへの入会を勧めましたか?」

「ロータリーの公共的イメージを高めるために
意識を喚起し―進んで行動を」

「21世紀の会長特別要請事項」にこたえるために

「言行一致のロータリアン」

(各月「ロータリーの友」より)

 

 いよいよ最後の月信となりました。

 昨年7月から、会長・幹事・会員の皆様にお届けして参りましたが如何でしたでしょうか?私自身未熟なため充分な内容でなかったかと危惧をいたしております。又、月信の発行についての作業の大変さも解りました。私の原稿は約1か月余前には作成せねばならず戸惑うこともしばしばでした。

 振り返りますと、1999年1月突然ガバナー話が舞い込み驚嘆の思いをし、パストガバナーの皆様、多くのクラブ会員の皆様にご指導を得、ホームクラブの皆様に力強く支えていただき今日を迎えることができました。有り難うございました。

 2000年2月に開かれたアメリカ・アナハイムにおける国際協議会で今日的なロータリーについて多くを学び皆様と共に奉仕活動をすることとなりました。フランクJ・デブリンRI会長からテーマ「意識を喚起し―進んで行動を」示され、積極的に失敗を恐れず変革に挑戦するよう励まされたところであります。各クラブの皆様には、それぞれクラブの独自性を発揮され地域との連携を深め、ロータリーのイメージを高めることに意を用いた多くのプロジェクトに取り組むと共に奉仕に心する多くの友を入会することに努力されたところではありますが、一方止むなく退会された会員も多く結果的には、残念ながら2000年7月1日会員数を下廻ることとなりました。今日の社会・経済情勢の厳しさをつくづく感ぜずにはおれないところであります。会員減少は社会・経済情勢によるものだけなのでしょうか、今我々は「ロータリーは、何か」ということをよく考える必要にあるのではないでしょうか。

 本年4月に開催された規定審議会では、今日あるロータリーを反映し運営に関わる多くの変革を示されました。21世紀のロータリーのあり方をよく考え、私達の土台を更に強固なものとし、活動しなければはならないと思います。

 ロータリーは、個人が全ての基本であり、ロータリアンのためのクラブであり、クラブのための地域であり、地区のためのRIであります。又、ロータリーは、個人奉仕が主体であり、クラブ単位の団体は従であることも忘れてはならないと思います。

 米山梅吉先生は「ロータリークラブは奉仕クラブではない。ロータリークラブというのは、ロータリアンに心を開く人生の道場である」といわれています。ロータリーそのものが、奉仕団体に変貌を遂げつつあるような気がしてなりません。そして益々「RIのための地区となり、地区のためのクラブとなり、クラブのためのロータリアンとなる」傾向が強くなってきたように思われてならないのであります。

 人々を対象とした奉仕活動をするロータリーを思い我々の人間性を高める研鑽につとめ思いやりの心でロータリーの奉仕活動を続けなければならないと思います。

 ロータリーの「超我の奉仕」、「最もよく奉仕するものは最もより多く報いられる」、「四つのテスト」などのスローガンこそ、この不況時を生き延びるために、ロータリアンの皆様が生かすべき決断の時ではないでしょうか。どうか2001‐2002年度に素晴らしい活動を進められるよう念願いたします。

 2000‐2001年度RIテーマ「意識を喚起し―進んで行動を」を、更に生かし次年度テーマ「人類が私たちの仕事」を念頭に頑張りましょう。

 ご支援いただいた皆様方に深く感謝いたします。有り難うございました。

国際ロータリー第2640地区

   200020001年度 ガバナー

 水田 博史